12月14日

義母を見送り夫を叩き起こして送り出し、お勝手の掃除。朝からくそ寒い。窓を閉め切ってても寒すぎるのに窓を開け放って掃除。掃除ルックにダウンを着込んで白い息吐きながら唄いながら掃除。流しの下の床が腐りかけているのを発見したりして歴史を感じたり。古い家だから仕方ない、直せばいいし、大丈夫。さわさん(夫の祖母)が漬けたらしき果実酒っぽいものが出て来たり。お勝手の掃除は他の場所にない面白さがあるな〜〜と思いながら、クリープハイプを唄いながら、ひたすらお勝手に立ち向かう。

今月、休みの日は全部、大掃除レベルの掃除をひとりでやっているし流石に疲労を感じて歴史の詰まったお勝手を完全にビカビカにするには完全にパワー不足だと早々に気づいた私は比較的、手のつけやすいところをサッサと片付けて休日モードに突入する。

 

適当にお昼を済ませて更につまみと酒を確保して部屋にこもり、Netflixで「箱入り息子の恋」を観る。チルドの焼き豚のスライスを七味(八幡屋礒五郎のゆず七味である)マヨでちみちみ食べながら渓流を飲む。「箱入り息子の恋」はストーリーもろくに知らず初めて観たのだけど、妖怪と化した童貞が人間を取り戻していく超純愛日本映画というところでまあ私は全編通してだいたい泣いていた。焼き豚のスライスをつまみながら日本酒を飲みつつ映画を観てずっと泣いている三十歳。それが私だ。なんか文句あっか。

 

気づいたら夜になっていたので晩ごはんの用意をして、夫に映画の感想を述べ、「少女終末旅行」を観た。

 

最近、昼寝をしない休日が続いている。やることがたくさんあるのもなかなか良い。