11月13日

休日。夫と一緒の休みは久しぶり。数日前から危ない感じがしていた右膝が痛い。けっこう痛い。前回よりも痛い気がする。でも気がするだけで同じくらいなのかもしれない。わからん。炎症を起こしている感じがするけど、それも気のせいかも。とりあえず、痛い。

 

目が覚めた時、身体の九割が布団から飛び出て床に横たわっていた。左を向くと私にぎゅうぎゅうにくっつきながらすやすや寝ている夫。しばらくはそのまま床から天井をぼんやり眺めていた。(もう完全に直立の体勢で、上を見ているしかなかった。)

 

お昼は前から約束していた近所の中華料理屋さんへラーメンを食べに。夫は排骨麺、私は牡蠣と九条葱の麺。焼売と春巻きも頼む。ここの中華屋さんの麺類はスープがめちゃくちゃ美味しいんだけど、揚げ物のポテンシャルも凄い。いつ行っても賑わっている。テーブルが狭いのだけが難点。美味しいからいいけどさ。あと十センチ、テーブル広ければいいなあ。今日も美味しかったです。ごちそうさまでした。

 

帰って庭に猫のお墓作り。シャベルで土を掘ると庭に張り巡る笹の根。笹の根っこはすごいんだって、強いし、すぐ伸びる。庭仕事したり土を頻繁に掘るならすんごい邪魔だけど土地がしっかりするらしい。たぶん。本当はよく知らない。でもとにかく笹の根がすごくて、夫が笹の根を引っ張っているところを見て小学生の頃に桜島でやった芋掘りを思い出した。芋掘りなら桜島以外でもやったのに、芋掘りで思い出すのは桜島で、なんかやたら暑くてじわじわして麦わら帽子かぶって車で横になってたら蜂を見た、あれはもしかしたら夢なのかもしれないけど、たぶん本当に桜島に行った時の記憶。なんでかたまに思い出すんだよな。意味はないんだろう。夫はいい音といい匂いをさせながら土を掘る。根を引っ張る。私はそれをウロウロしながら見ているだけだった。

猫を埋めながら「おやすみー」と声をかけた。本人からしたらとっくにおやすみしているんだけど。おやすみー。埋めてしまったあとに、カリカリを一緒に埋めてあげたらよかったなあと思った。うちの庭はいい土だから、きっときちんと土に還れるねと夫が言ったので、そうだねと言った。煙草を吸いながらふたりでぼうっとした。

 

昼寝をして、晩ごはんを作る。だらだらと作っていたら熱は上がってくるし膝は痛いしで座りながら休みながら調理。まるで病人みたいだな。今日の晩ごはんは手羽元と厚揚げの煮物、揚げ出し豆腐としいたけと甘唐辛子のみぞれあん、ルッコラとしらすのサラダ、むかごの蒸し焼き、辛子明太子、納豆汁。夫、大絶賛。料理は楽しい。でも鼻がきかないと難しい。はやく良くなりたいし、めちゃくちゃ食べてやるぞ!という気持ちを持てることは本当に素晴らしいことだなーと改めて思う。いつもわかってはいるけど、こう体調が悪いと重みが違うよね〜〜、重みがさ〜〜〜。ずっしり。はやく治そう。(とか言いながら、飲酒。)