12月8日

早朝、起きたら庭が真っ白になっていた。

さぶい、さぶいとかひとりで言いながら義母の弁当を作る。嫁に来た頃は、半分無職のようなものだったので毎日せっせと夫と義母に弁当を作っていたのだけど、ここしばらくは自分が休みの日で起きられた日は弁当を作る、という自分ルールに従っている。

今日は、昨日の晩ごはんの残りのからあげがあったので卵焼きを作ったり、アスパラのポン酢漬けとか、ウインナ焼いたり。簡単なもの。

良い嫁でいるのも大事だけど、無理をしないのが一番大事。ずっとここにいたいからこそ、無理はしないようにする。出来ることを出来るだけする。嫁が多少だらけているからといってやんややんや言わない家だからこそ出来ることなんだよなあ、私はやっぱり恵まれている。

 

義母に弁当を持たせて見送ってから、夫が起きるまでのあいだに片付けをする。掃除の話は大して面白くもないので詳しくは書かないけど、とにかく片付けても片付けても不用品が出て来る。やってる方としてはやりがいがあるんだな〜〜このくらいのほうが。細かいこと苦手な私としてはポイポイ捨てられるものがあるのはありがたい。片付けているとき、いつも思い出すのがみさとちゃんの家で、きっと散らかっているんだろうここにみさとちゃんの部屋があれば片付けてやるのにと思ったりする。みさとちゃんの家は決して居心地が悪いわけではなくて逆に落ち着くんだけど片付けてしまう何かがある。新居に引っ越してからまだ訪れたことがないので、近いうちに覗きに行きたいと思う。そんできっと片付けてしまうんだろう。

 

床の間をすっきりさせて、一服していたら夫が起きて来る。

掃除した箇所を夫に見せる。「みてみて!」「きれいになってるねえ!」「こっちもみて!」「すごいねえ!いつもありがとねえ」そう言ってもらえると満足。一気におなかがすいて、昼ごはん。うまかっちゃんと、ウインナとたまごの炒め物と、ごはん。私は勝手にこのメニューが好きで勝手によく作っていたら夫も好きになってしまった、おうちジャンクごはん。休日の昼!という感じがしてとても良い。うどんとゆかりおにぎり、とか、そうめんと海鮮巻き、とか、どん兵衛にサラダ巻き、みたいな休日の昼感。休日の昼は良い。開放されているから。食べたあとすぐ寝ても良い、だって休日の昼だから。魔法だなあ。

 

夫はだらだらゲームをやって、私はだらだら酒を飲みながらごろごろしているうちに義母がお土産にうなぎをぶら下げて帰ってきた。うなぎ屋で忘年会だったそう。晩ごはんも食べずにだらだらしていたらうなぎが来た!と狂喜乱舞の子供ふたり(我々)。

美味しいうなぎを食べて、日本酒を飲んで、満足したのでこのあとすぐに寝てしまった。